
1 シーズン
11 エピソード
リッチマン、プアウーマン - Season 1 Episode 11 君のもとへ…二人の未来
日向の社長復帰会見を見た真琴は思わずNIに向かい、日向と偶然会ってしまう。倒産の可能性もある厳しい状況に悩む日向は真琴がブラジル勤務になると聞いて動揺し、彼女の仕事を侮辱してしまい、二人は口喧嘩になる。一方、日向の復帰を知った朝比奈はついに面会に応じる。日向はNIを絶対に無くさないと宣言し、朝比奈に帰って来いという。朝比奈は泣き崩れ、土下座して日向に謝罪する。先日の口論を後悔した日向は真琴に電話で謝り、仕事の後に会おうと誘うが、翌朝真琴は日向のことを「好きすぎて辛い」という言葉を電話で残し連絡を絶ってしまう。混乱した日向は朝比奈と面会してアドバイスを求める。朝比奈は「それはお前の気持が知りたいということだ」と教える。そして、真琴が日向を変えてしまったことに自分は嫉妬していたのだと打ち明ける。 日向はJIテックと交渉し、PFによる将来の一切の利益の譲渡と引き換えに一連の問題に対する賠償金の減額を迫り、加えてNIを開発に関わらせることと50億の開発費を要求する。難色を示す幹部たちの中、社長の宇田川はこの提案に興味を示す。条件となった運用実験はWW社員の協力もあって成功し交渉は成立、倒産は回避された。 経営危機の回避を祝うパーティーで、日向は社員一人一人の名前を言い当てて見せ、社員たちを感動させる。そこで真琴がWWオフィスにいることを知った安岡は気を遣って日向を会いに行くよう促す。だが、日向が訪れた時には既におらず、真琴はブラジルへの研修に出発しようとしていた。社員一同はネット上のつぶやきなどを分析して真琴の出発便を調べ上げ、日向は彼女を空港で捕まえる。日向はついに真琴に愛を告白するが、ブラジルへ行かなくてはならない真琴はその距離にうろたえる。しかし、ITの根本的意義は「大切な人」を思う気持であると考えるようになった日向は、その距離を埋めるのが自分の仕事だと豪語し、二人はキスを交わす。 1年9か月後、出所した朝比奈はNIに向かい、社員たちに頭を下げたあと、新たに日向たちの誓いが書き込まれているウォールに「俺たちならできる!!」という言葉を書く。日向と真琴はビデオチャットで日本-ブラジル間の距離を越えて交際を続け、帰国した真琴はウォールの前で日向に迎えられる。